YMCAとつか学童クラブ・街頭募金報告
5月30日、市営地下鉄の戸塚駅改札前で街頭募金活動を行いました。
活動前日に子どもたちに国際協力募金の意味について話すと、それまでの明るい表情とはうってかわって、真剣な表情になっていました。普段から学校やおうちなどで世界の課題について触れる機会があったのでしょうね。今回は1年生を中心に8名の子どもたちで活動を行いました。
出発前に、開発途上国で飲み水として使われている水の写真を子どもたちに見せて「これ、なんに使う水だと思う??」と聞くと「泥水じゃん!」「汚いからなんにも使えないよ!」と子どもたち。「世界にはみんなが使っているような水道がない国も多くて、この水を飲み水や料理に使っている国もあるんだよ。」と話すと、「えー、かわいそう…」「水道を作ればいいじゃん!」「日本から水をあげたら!?」と話していました。子どもたちには今日の募金活動で集まったお金で、水道を作ったり、病気になってしまった子どものために薬を買ったりすることが出来ると伝えて出発しました。
1年生は最初こそ恥ずかしそうにしていましたが、リーダーと一緒に声をそろえたり、上級生が大きな声で呼びかけているのを見たりして、次第に大きな声を出せるようになっていました。大きな声で呼びかけていると、大勢の方が移動中の忙しい中、足をとめて募金に協力くださっていました。
募金をしてくださる方のなかには「ご苦労様。」「頑張っているね。」「ありがとうね。」と声をかけてくださる方もいて、子どもたちは嬉しそうに「ありがとうございます!」と笑顔をみせていました。
YMCAとつか学童クラブではSDGs(持続可能な開発目標)の運動に連なって活動をすすめています。子どもたちが泥水の写真を見て世界の課題に気づき、街頭募金活動を通してその課題に向き合って、それに共感する人々から多くの協力を得ることができました。子どもたちを中心に多くの人が笑顔に変わり、子どもたちにとっても働きが喜びとなる貴重な経験になったことと思います。
今回の募金活動で集まった41,739円は、全額「国際協力募金」として使用させていただきます。いつもYMCAの活動にご協力くださり、ありがとうございます。
(YMCAとつか学童クラブ 熊谷 尚樹)