2015年1月29日木曜日

『いじめ』について考えよう。

YMCAとつか学童クラブ・ピンクシャツデーのご報告

 YMCAとつか学童クラブでは『ピンクシャツデー』として、いじめについて考えるプログラムを行いました。『ピンクシャツデー』とは、2007年にカナダのふたりの学生が起こしたいじめ反対運動です。ピンクのシャツを着て学校に登校した男の子がいじめられ、それを見たふたりの学生が友人・知人にピンクのシャツを配りました。賛同した多くの学生がピンクのシャツを着て登校し、学校中がピンクに染まり、自然といじめがなくなった、というものです。この話を紙芝居にし、子どもたちにお話をしました。始めはざわついていた子どもたちも、紙芝居が始まると真剣な表情で静かに聞き入っていました。
紙芝居が終わったあとはグループに分かれ、「いじめられた子の気持ち」「いじめた子の気持ち」「ピンクのシャツを着ようと提案した子の気持ち」「いじめられているところを見ていた傍観者の気持ち」をそれぞれ考えてもらいました。少し難しいグループもあったようですが、みんなで意見を出し合う姿が印象的でした。また、各グループには高学年の子が入ってくれ、低学年の意見をしっかりとまとめてくれました。
最後に「もし自分がいじめているところを目撃したらどうするか」を考えてもらいました。多くの子が「やめて!と言う!」や、「助けたい!」と、言ってくれました。『ピンクシャツデー』を通し、ひとりひとりがしっかりといじめについて考えるいい機会になったことと思います。
(YMCAとつか学童クラブ 安達 愛)