2018年7月9日月曜日

【湘南とつかYMCAウエルネススポーツクラブ】食育コラム(7月号)~しみを増やさない為に! ~

食育コラム 7月号

7月の食育コラムのテーマは「日焼け~しみを増やさない為に出来る事~」です。

これから夏本番ですね!海やプール遊びでは日焼け止めを塗って予防をしていても、汗や水で流れてしまう、という事も多いのではないかと思います。
日焼け予防の他、日焼け後のケアも大切です。

日焼けは肌の老化を早める元凶といわれます。皮膚の真皮には膠原腺維(コラーゲン)と弾力腺維(エラスチン)が絡み合って、肌の弾力を維持しています。紫外線はこの膠原腺維や弾力腺維、表皮細胞を破壊してしまうため、肌の老化を早めてしまいます。

メラニン色素は本来、長期間、皮膚に中にとどまらず、体外へ排出されます。
しかしメラニン色素がうまく排出されずに、ずっと皮膚の中にとどまってしまって色素沈着を起こしたものがシミです。

また、できてしまったシミも紫外線に当たるとさらに濃くなったり、濃くなってしまったシミほど治りにくくなります。

日焼けによる皮膚のダメージを回復させるには、新陳代謝を活発にする働きをもつビタミンA、C、Eを多く含む食品を中心に、バランスのとれた食生活を心がけることが大切です。

ビタミンA・・・うなぎ、卵黄、バター、かぼちゃなど。
ビタミンC・・・柑きつ類、芋類、大根、海苔、緑茶など。
ビタミンE・・・胚芽米、玄米、植物油、豆類、サンマなど。

に多く含まれています。

ただ、ビタミンCが肌によいと思い、レモンばかりを食べようとする方も多いかもしれませんが、レモンやライム、パセリ、セロリ、春菊、みつ葉に含まれる“ソラーゲン”という物質は光毒性があり、一度にたくさん食べて直射日光を浴びるとシミができやすくなります。海や山にでかける日は、ソラーゲンを含む食品を多量に食べることは避けてください。

海で海水が肌についたまま焼くと、塩分が肌荒れの原因となることもあります。海から上がって休むときは、シャワーなどで丁寧に洗い、塩分を落とすようにします。
夏の外出時は帽子の他、日傘も忘れないようにしてくださいね!

8月の食育コラムもお楽しみに!
【参考】ボンメルシィ!(食育雑誌)
    セルフドクターネット(ホームページ)

                (湘南とつかYMCA 管理栄養士 永塚 嘉子)