YMCAとつか学童クラブ・地域清掃報告
後ろに写っている橋の上にJR戸塚駅の屋根が少しだけ見えますが、柏尾川はJR戸塚駅の近くを流れる穏やかな河川です。柏尾川の川沿いには桜並木があり、今年も4月の上旬には桜が満開に咲き誇っていました。
YMCAとつか学童クラブでは、長期休みの際に柏尾川の河川敷へお弁当を持ってピクニックに行くことがあり、いつも使わせてもらっていることに感謝して柏尾川を清掃場所として選びました。
今回の地域清掃には1年生を中心に10名の子どもが参加しました。日頃お世話になっている地域の方々に感謝の気持ちをこめて清掃しようね、と子どもたちに伝えて、ゴミ拾いに出発しました。
柏尾川の河川敷に降り立つと「ゴミないよ??」と子どもたち。しかし、遠くから見ていると気づかなくても、よく見てみると多くのゴミが落ちています。子どもたちは「輪ゴムひとつだって見逃さないんだから!」「橋の下にゴミがいっぱいあったよ!」ととっても張り切っていました。
「どんなゴミが多い?」と聞いてみると「タバコのゴミばっかり!」「空き缶もあったよ!」と話していました。「タバコのゴミは鳩とかが間違えて食べて、病気になったり死んじゃったりすることもあるからね。」「空き缶とかペットボトルはなかなか土に戻らないものだから、10年後も100年後も残っちゃうかもしれないね。」と話をすると、子どもたちは一層気合が入った様子で、時間いっぱいまで掃除に集中していました。
清掃を終えた後はきれいになった川沿いで少し遊びました。
枯れ草で水面をたたくと数十匹の鯉が集まってきて、子どもたちは大興奮!
初めて参加した1年生には特に、清掃活動を通して多くの“気づき”があったと思います。地域清掃はそうした“気づき”を得られるとても良い機会だと考えています。子どもたちはこの機会にゴミ問題に目を向けることができたのではないかと思います。横浜YMCAではSDGs (持続可能な開発)への取り組みに連なって活動を進めています。地域清掃で子どもたちが得た“気づき”のなかにはSDGsに関わるものが多くありました。そういう“気づき”を学びに変えられるよう、取り組んでいこうと思っています。
また、YMCAとつか学童クラブでは地域との関わりを大切にしています。これからも定期的に地域の清掃に取り組んでいきたいと思います。
(YMCAとつか学童クラブ 熊谷 尚樹)