食育コラム 3月号「花粉症」
少しずつ暖かい季節となってきました。
花粉症の方にとっては辛い季節ですね。
花粉症を食事で完全に治すことは難しいですが、症状を和らげることは可能です。
今回は症状を和らげる効果が期待できる食べ物をいくつかご紹介します。
①発酵食品
味噌や納豆、ヨーグルト、麹、酢、醤油、チーズ、キムチなどの発酵食品には、腸内環境を整える作用があります。腸には多くの免疫細胞が存在するため、腸内環境を整えることで、免疫力を正常に保ち、アレルギー症状を緩和できると考えられています。
②野菜、果物
野菜の中でも、特にニンジンやホウレンソウなどの緑黄色野菜には、粘膜を強くする働きのあるビタミンAが含まれています。また、野菜や果物には腸内環境を整える作用のある食物繊維や、抗ストレスホルモンの材料となるビタミンCが含まれています。
③青魚(サバやイワシ、アジなど)の青魚やエゴマ油・アマニ油などです。
<控えた方が良い食べ物(取り過ぎには注意するもの)>
・腸内環境を悪化させる要因となる脂肪分の多い肉
・お菓子やジュースなどの甘いもの
・コーヒーなどの刺激物・過度の飲酒(アルコール)
炎症を悪化させる要因となります。
炎症を悪化させる要因となります。
食事対策は、花粉症の季節だけでなく、年間を通じて行うことが大切です。
1日1回味噌汁を飲む、毎日緑黄色野菜を食べる、エゴマ油をサラダにかける等、できる事から毎日の生活に取り入れてみてはいかがですか。
また、単一の食材を食べるだけではなく、主食・主菜・副菜のそろった栄養バランスが整った食事を毎日とることを心がけ、その上で、紹介した食材を意識してみてください。【参考】ホームページ:くすりの相談室
(湘南とつかYMCA 管理栄養士 永塚嘉子)