2016年2月24日水曜日

【自分そして、人を愛すること】

 YMCAとつか学童クラブでは、イジメ撲滅運動のひとつとして、
『ピンクシャツデー』を行いました。
『ピンクシャツデー』とは、2007年カナダの二人の学生から瞬く間に
世界に広がった世界的いじめ反対運動です。
ピンクのシャツを着て学校に登校した少年が「ゲイ」だといじめられ、
それを見たふたりの学生が友人・知人にピンクのシャツを配りました。
賛同した多くの学生がピンクのシャツを着て登校し、
学校中がピンクに染まり、自然とイジメがなくなった、という話です。
 
私たちは、二回に分けて、この話について考えました。
一回目は、紙芝居にし、子どもたちにこの出来を伝えました。
始めはざわついていた子どもたちも、紙芝居が始まると真剣な表情で静かに聞き入っています。
話が終わった後は、「私はそんなことしない!」「見かけたら絶対助けを求める!」等と
積極に考えてくれる子どもたちです。
二回目は、グループに分かれ、「いじめられた子の気持ち」「いじめた子の気持ち」
「いじめられているところを見かけた人の気持ち」をそれぞれ考えてもらいました。
 全クループから共通して出たのは、「ムカつく」という気持ちです。
いじめられて「ムカつく」、「ムカつく」からいじめる、何かしたいけどできなくて「ムカつく」。
「ムカつく」気持ちは、きっと人に自分の思いが上手く伝わらず起こる感情だと思います。
友だちだからこそ、同じ場所で共に過ごしているからこそ、
お互いの気持ちを「交し合う」・「助け合う」ことが大事です。
  今回の『ピンクシャツデー』を通し、改めて人は皆「愛され、愛する」存在
であることが認識できたのではないでしょうか。
今後とも、皆が気持ちよく学童で過ごせるように努めていきたいと思います。
(YMCAとつか学童クラブ 宋ダヘ)