その理由は、パン販売のほとんどの仕事(接客からお金の計算まで)を子どもたちに一任しているところにあるようです。店員という立場を理解し、しっかりと責任感を持ち、お客さんが気持ちよくパンを買えるにはどうしたら良いかを自分たちで考えながら接客をしている子どもたちの姿にいつも感心しています。
「パン販売が楽しみだから今日は学童に来た!」と言って胸を高鳴らせる子どももいます。また、保護者の方からは「職業体験を通して、人との接し方を考える良いきっかけになっています」「高学年の子どもたちが店員をしていると、低学年の子どもたちに良い刺激になって相乗効果ですね」と、様々な意見を寄せていただいています。
これからも継続的にパン販売のプログラムを行い、高学年学童クラブの子どもたちならではの店員としての「責任感」、お客さんに対する「思いやり」の気持ちを身につけて欲しいと思います。
(YMCAとつか学童クラブ 石原 瑛子)